高校の先生から整備の専門学校のオープンキャンパスを勧められたのがきっかけですね。昔から車が好きだったこともあり。

私はモノづくりや修理などの細かい作業が好きでした。親戚が整備工場に勤めていて、「楽しそうだな」と思って見ていました。

やっぱり、みんな機械とか車に興味を持つところから始まってるんですね。

富山ダイハツにも2017年に初めて女性のエンジニアが入りましたね。

不安はあった？

こうやってエンジニアの裾野が広がっていくのは、すごくうれしい。だから期待してます！

エンジニアには知識が必要。勉強はしてる？

う～ん、そうか。石黒君は？

車の技術もどんどん変わっているので、常に知識をアップデートする必要があるね。富山ダイハツには何でも教えてくれるトレーナーがいるので、意欲があればどんどん知識を増やせる。

ダイハツ技術検定や自動車検査員、国家1級自動車整備士など、エンジニアにもステップアップのための試験があるけど、こういう時に基礎的な知識が問われる。だから勉強は大事！

もちろん勉強も大事だけど、コミュニケーション力も大事かな。

私も最初、お客様との会話がうまくできなくて悩みました。とにかく、たくさんの経験を積むことが大事ですね。

幅広い年代のお客様が来られるので、どんな人とでも面と向かって対話する力が求められる。SNSでのコミュニケーションに慣れている人も多いと思うけど、やはり目を見てきちんと話すことは、いつの時代も大切だね。

はい。お客様から直接「ありがとう」とか「すごいね」と言っていただけるのが励みになっています。

わかる！だって「エンジンがかからない」って困ってる人に、「僕、直しますよ」って言えるもんね。

僕たちって、実はすごい？

……（汗）

その分、強い責任感が必要です。

整備後は部品がすべて付いているか、確実に固定されているか、怖いので何回も確認します。

僕も「ミスがない整備士」というのを目標にしているので、何重にも確認します。やはり「お客様の車を扱っている」という緊張感は大きいですね。

僕は「自分の大事な人が整備ミスで事故に遭ったら？」と自分にも後輩スタッフにも言い聞かせてる。

うん。この責任感があるから、知識や技術を高められるし、接客も丁寧になる。その積み重ねがお客様の満足につながっているんじゃないかな。だから、これからもこの姿勢を大切にしてスキルアップしていきましょう！